制汗剤・デオドラント剤でワキガ臭対策
わきの臭い対策の定番といえば、制汗剤やデオドラント剤の使用です。普段わきのニオイが気にならない女性も、エチケットとして夏はもちろん年中利用しています。
デオドラント剤の効果は大きく分けると、
「わき汗を抑える効果」「雑菌の増殖を抑える効果」「消臭・脱臭効果」「別のニオイでワキガ臭を隠す効果」の4つがあります。
わき用のデオドラント剤は、それぞれの効果を組み合わせて作っているので、臭いの原因やニオイの強さ、利用シーンなどによって使い分けることが重要です。
タイプ別デオドラント剤の使い分け
ワキガに悩んでいる女性なら、クリームタイプやジェルタイプやロールオンタイプなど脇に直接塗るタイプの制汗剤がおすすめ。スプレータイプの制汗剤よりも臭いを抑えられるうえ、消臭効果も持続します。また会社や外出先のトイレなどで使用する際、スプレータイプは音がしてしまいます。脇に直接塗るタイプの制汗剤なら気にせず気軽に使えます。
またパウダータイプもよく汗をかく女性にはおすすめできません。汗でパウダーが固まったり、汗と混ざったパウダーが臭ったりして日中ずっと気になってしまいます。
わき汗を抑える制汗剤が効果的
制汗剤を使って臭いの元となるわき汗自体を抑えることができれば、ワキガ臭も抑えることができます。わきがの人の約60%の人が、多汗症も併発するというデータもあるので、わき汗を抑える制汗剤が効果的。
ただし、ドラッグストアで売られている一般的なスプレータイプの制汗剤などは、エチケットとしての「汗止め」には有効ですが、わきがや多汗症の女性には気休め程度しか効かない場合も。医療機関でも使われている「塩化アルミニウム」が配合された制汗剤がおすすめです。
クリニーク「デオドラントロールオン」
ロールオンタイプで、塗るだけで汗が止まると口コミで評価の高い制汗剤。化粧品「CLINIQUE(クリニーク)」のデオドラント商品です。人によっては1日中効果が持続します。ただし、あくまでも制汗剤なので、ワキガがきつい女性は、他の臭い対策と併用する必要があります。Amazonや楽天市場などのネット通販サイトで購入でき、75mlで約2,500円前後。
抗菌・殺菌作用のある制汗剤が有効
制汗剤にも限界があり真夏の外出時に、わき汗を完全に止めるのは難しいでしょう。
ワキガ臭は、皮膚表面の雑菌が汗や皮脂を分解・酸化することで発生します。抗菌・殺菌効果のあるデオドラント剤は雑菌の増殖を抑え、わきの臭いの軽減効果が期待できます。
ただし殺菌効果が高いと肌荒れの原因になるので、なるべく無添加で天然成分を使ったデオドラント剤や保湿成分が配合された制汗剤を選びましょう。また、1日に使用する回数を少なくするために効果が持続するものがおすすめ。
わきの臭い対策ジェルクリーム「ラポマイン」
ラポマインは、口コミ数から多くの女性が使っているわきの臭い対策のジェルクリームです。クリームタイプなのでわきに直接塗って使用でき、持ち運びできるデザインがうれしい。無香料で無添加、さらに保湿と、他のデオドラント商品で肌荒れに悩んだ女性にもおすすめ。
制汗剤・デオドラント剤使用時の注意
消臭効果を100%発揮するためには、デオドラント剤の使い方にも注意が必要です。
- 使う前にわき汗をしっかり拭き取る
- 制汗剤・デオドラント剤を使うときは、わき汗をよく拭いてから使用しないと効果は半減。汗と混ざって衣類が変色する原因にもつながります。
- なるべく無臭・無香料のデオドラント剤を選ぶ
- 制汗スプレーやデオドラント剤には、ほのかにいい香りがするものがあります。エチケットとして使用している女性であれば問題ありませんが、ワキガ臭でお悩みの女性が香りの着いたデオドラント剤を使用すると、ワキガ臭と混ざりかえって嫌なニオイになります。無臭・無香料のデオドラント剤がおすすめです。
- 効果が強いデオドラント剤は肌荒れに注意
- 汗止めや殺菌効果の高いものほど、成分が多く含まれているといえます。十分に対策したいからと大量に広い範囲に使うのは、女性の場合肌によくありません。なるべく適量を使い、帰宅後はしっかり洗い流すことを心がけましょう。
デオトラント剤と併用すると効果が期待できる対策
服につけるワキガ対策です。これは従来のワキガ対策と異なり、服にスプレーをして、服にワキガのニオイを消させるという画期的な製品です。これをデオトラント剤と併用すれば、より効果的なワキガ対策ができます。